駄文の溜まり場

最近なんでもすぐ忘れるので

 

 

 

わたしは人と話すことが大好きで、高校生の時から部活もやらないで暇な子同士でコンビニでアイスを買って少し遠いバス停まで一緒に歩く時間がとても好きだった。

バイトが終わって、ブックオフを一緒に見たり家で意味もなく遊んだり、持て余した時間があるから遊ぼっかという遊び方しかできなかった。

 

勉強も、部活も何もなし得なくて結果のないわたしが大事にしているのはそういう記憶でしかない。

自分が○○をしたからこうである、この期間これをしていたから有意義だったといえるものは何もないけれどそういう記憶はいつでもわたしを守ってくれるのでずっとお守りのように持ち歩いている。

過ぎた時間を愛おしく思えることや、今過ごしている時間はきっとそうなり得るなと思える時間を自分が追い越していってしまう切なさや虚しさを説明はできない。ただ、関係があるようでない似ているなにかに偶発的に日常の中で出会った時にその時間に戻ることができて、それをずっと探しているし待っている。

 

 

出会った人々すべてに感謝したり、出逢いに感謝みたいなことは決して言えないし、誰かが誰かに優しかする限りそれは自分を傷つけるものとも必ず繋がっている。

何かを思いやることはそういう覚悟や承知が必要でもあって、まだ続く、終わることはないと思っている瞬間の中にしか忘れたくない時間はないこと、それでもいつか終わってそれを見る自分がいることをいつもわかっている。

 

だから、ひとりが好きというひとは本当の意味で生きていけないと思う。誰かを好きな人は、どうであれ生きていくし生きている必要がある。ひとりが好きがかっこいいはもう終わってる。