樹木希林さん、亡くなりましたね。わたしはあんな婆ちゃんになりたいです。親友が吉永小百合で、夫がハードロッカーで、子供の婿さんがもっくん。残した言葉も、万引き家族での存在も、日本アカデミー賞批判も樹木希林だからこそで。
会ったことないひとが亡くなると、びっくりする。亡くなったって聞いても実感がないから。
デビットボウイが死んだ時、わたしは頭が真っ白になってました。あんな綺麗で特別な存在のボウイが死んだ事実と生きてたという事実を同時にぶつけられて、どっちも同じくらい信じられないことだなと思ってたらわけわかんなくなりました。
母からくるカオスな報告。
樹木希林の若い頃が友達にやたらと似ていたとき、一気にどこかの感情が動きました。悲しみなのかなんなのかもわかりませんが、またこの感情には出会える気がするので今は名前をつけずにほっときます。
自分の中の何かと重なる時に、感情が動くんだと思います。思い起こすとでもいうのかもしれません。
樹木希林さんは人に思い起こす力を持った存在であったんだと思います。わたしから言えるのは、ほんとにそのくらいなんです。