駄文の溜まり場

最近なんでもすぐ忘れるので

2017年映画まとめ

 

 

【前置き】

最近忙しかったので新年明けてから遅くなってしまいました。喪中なのでおめでとうは言えません。

 

2017年は映画を観ない一年でした。上半期がゲロ吐きそうなくらい忙しかったのと、その反動で下半期はたくさん遊んでいました。

 

ですが、映画に戻ると久しぶりな監督の作品が日本にやってくる素敵な年だとも感じていました。ベトナムから6年ぶりにトランアンユンの新作、大好きなクストリッツァも9年ぶりに。ジャームッシュもお久しぶりでした。あの人の映画が観れるという感情は生活の活力に直結していると強く感じさせられました。

 

ランキングにするのは個々の作品に申し訳なさがあるので以下は気に入った映画の羅列です。途中で映画メモがとんだので何観たのかも何本観たのかもわからないですが300本、もしかしたら200本もいってないくらいだと思います。新作は特にそんな観てないです。

 

【気に入った映画たち】

 

パーティで女の子に話しかけるには

音楽がある作品は特に映画館で観たいので行けてよかったです。黄色い宇宙人が個人を尊重!っていうところが一番好きなんだけどここを覚えてる人いたら教えてください。

渋谷ヒューマントラストで観たいのですが、天井がとても高くて本当にライブハウスみたいに感じました。ゲロがでてきた時点で、この映画おもしろいんじゃないかとわくわくしました。ゲロが活躍する大好きな映画では『恐怖分子』

『マジカルガール』などがあるのでゲロ映画はハズレがないのかもしれないです。

 

坂本龍一コーダみたいな題名のやつ

教授こと坂本龍一のドキュメンタリーです。YMOの東風も少し流れます。教授が愛しいので100点です。ドキュメンタリーとしてはよくわかりませんでしたが教授を見る映画として価値があります。教授がかわいい、かっこいい。

被災地で戦場のメリークリスマス弾くシーンが素晴らしかったです。人間が如何なる状況下でも美しいと感じる心を忘れないというメッセージがこもった(わたしはそう解釈している)戦場のメリークリスマスという映画を体現した楽曲を被災地という状況下に置かれた人々届けるということに深い意義を感じました。

また、原発反対を唱える映画を流す映画館の外の恵比寿の街並みではイルミネーションが輝いていたのもなんとも皮肉ですのでセットでお楽しみください。たぶんまだ上映してる。

 

③オンザミルキーロード

大好きなクストリッツァの新作でした。燃える人物、花嫁、動物、他にも数え切れないほどクストリッツァ特有のお気に入りモチーフの洪水に観ているだけで幸せな気分になりました。戦場であったとしても人を愛し、憎み、裏切るという普遍の営みが行われることに安心しました。

 

④たかが世界の終わり

三回観に行きました。評価はとても悪いですが作中の何かが自分の中とうまく混じり合っているので個人の見解としてお気に入りです。今年よく観たエドワードヤンとグザヴィエドランはアプローチこそ違えど類似する作家だという持論があるのでこの暴論を論文にしたいです。

空気を読む主人公とお兄さんの奥さんが出会ってすぐ通じ合うのを深度の浅いカットの切り返しと音だけで語るというのがすごいです。マリオンコティヤール?の目がでかいからできる荒技だと思います。

友達はオープニングで画面の端で赤い風船が飛んでいくカットが一番好きだと言っていたのですが、そういう演出がわたしも好きです。

お兄ちゃんがとにかくかわいそう。

 

⑤カフェソサエティ

ウディアレンが大好きというわけでもないので新作も観たりみなかったりですが、とても好きな作品でした。あり得ない照明で室内で長く長く伸びる影が印象を残します。なんだかとても上品な映画でした。

 

⑥カンフーヨガ

ジャッキーだいすき!インド映画だいすき!しあわせ!!!!!!!それだけ!!!!初日で観に行ってしまった大好きな映画

 

スターウォーズ

前作よりずっとすきでした。全部ルークのせいなんかい〜〜とはなりました。ツッコミどころは多かったですが、今までのものも惜しみなく切り捨てて物語を構築していくことが面白かったんだと思います。前作でハンソロがお亡くなりになられたことはビックリの感情でしたが、今回お亡くなりになられた方々はそれぞれ意味を為したものなのではないかと感じます。紫おばさんの特攻が示すような先の世代が受け継ぎ終え犠牲になり、ローズが特攻を止めて仲間を守るということは監督が示した作品つくりとも繋がってるのではないかと思います。知らんけど。

スターウォーズに関しては監督が作品をつくるということに関しての論評ばかりでつまらなかったです。にわかでいいので作品の裏側とかどうでもいいと思ってしまいます。