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駄文の溜まり場

最近なんでもすぐ忘れるので

アピチャッポン

 

 

 

アピチャッポンの映画を観てきた。

精神と身体、現実と空想、フィクションであることとノンフィクションであること。その他にも対局だとみなされ別離されたものであるとされるものたち。

普段自分たちが言葉で区分し明確に別物であると考えているものの境界の狭間に立たされる感覚の心地悪さと不安を味わうことができた。

映画の中の主題としてそういうものを扱っていると同時に、それを映画と観客という三次元の領域でも両者にある境界というものを揺らそうとしてくる。ジェーンおばさんのそこらへんのおばさん感(おばさんと呼ばれるものの存在は違う国のおばさんでも身近に感じる。おばさんとは万国共通な安心感を持ったものを指すのかもしれない)や怪我をした主要の登場人物(能動性を制限されているという点では映画の観客と通じるものは大きい)やらなんやらの挙げてたらキリがないほどの不思議な意味を持ってそうな、はたまた持ってなさそうなモチーフのおかげでいつの間にか映画と一体にさせられてしまう。

 

この感覚はとっても気持ち悪いので是非見て欲しいなぁとしか言えないやぁぁ。